各自の膨大な人脈情報を可視化し
企業資産としてグローバルに共有することで
コンサルティングファームの価値向上に
Global Partners Consulting Pte. Ltd.
Global Partners Consulting Pte. Ltd.
シンガポールに拠点を持つ国際的なコンサルティングファームであるGlobal Partners Consulting(GPC)。さまざまな領域を専門とするコンサルタントが集う同社では、クロスボーダーM&A、シンガポール会計税務、海外進出成長コンサルティングの3つの事業を運営しています。今回はシンガポール・ベトナム・日本の3カ国で一括導入した経緯や活用方法について話を聞きました。
目的
- 日本と海外拠点間で人脈を管理・共有する
- 業務の効率化と営業力の強化
- 顧客との接点を可視化
課題
- 名刺や顧客情報の管理方法
- オフラインで行う情報共有の非効率さ
- 高コストな顧客データの入力作業
効果
- オンライン上で顧客情報の共有が実現
- 顧客のセグメンテーションが可能に
- 展示会などのフォローアップ時の生産性が56倍に
- 海外赴任時、帰任時における人脈の引き継ぎが容易に
海外を含む3拠点で人脈を共有
業務の生産性が大幅にアップ
お話を伺った方
Managing Director 西田善太様
Chief Manager, Business Advisory 泉美帆様
Manager, Business Solution 山下英男様
Consultant, Business Solution 内田香子様

業務の効率化と営業力の強化を図るために、
シンガポール、日本、ベトナムの3拠点での導入を決めました
事業内容について
西田様 GPCは2000年に東京で会計事務所として創業し、2010年にASEANのヘッド・クオーターとしてシンガポールに拠点を設立したコンサルティングファームです。東南アジアにおけるM&A、シンガポールでの会計税務、東南アジア進出支援を事業の3本柱としています。東南アジアで成長しているローカル企業を日系企業に売り出すというユニークな事業や、現地に拠点を持たないクライアント企業に対して海外での営業やプロモーション実務の代行など、幅広いコンサルティング業務を行っています。現在はベトナム、カンボジア、香港にも拠点を広げ、国際税務に強いという長所を生かしながら、さまざまな形でクライアント企業の事業成長に貢献しています。
業務効率化と営業力強化を図る
西田様 出張が多い仕事柄、さまざまな国で新しい出会いがあり、交換した名刺の管理方法に頭を悩ませていました。名刺を管理するためにいろいろなアプリを試す中で、最もデータ化の精度が高かった名刺アプリ「Eight」を使い始め、そのメリットを実感しました。 山下様 グループ全体で約100人のスタッフが在籍し、そのうち半数が海外拠点に所属しています。事業部が3つに分かれており、それぞれが異なるクライアントを持って複数のコンサルティング業務や会計業務の対応をしているため、オフラインで行う情報共有の非効率さに課題を感じていました。だからこそ、当社のような企業にとって、オンライン上で情報共有ができるSansanは必須のサービスだと感じ、導入担当者として利用を働き掛けました。 泉様 人脈の豊かさやマッチングに関する選択肢の多さは、コンサルティングという仕事の性質上、重要になります。Sansanを導入したことによって、それぞれが持っていた顧客との接点が可視化されました。それが、業務効率の向上と営業力の強化につながっていると感じています。 内田様 年賀状の送付先リストをはじめ、さまざまな場面で顧客に関するリスト作りに苦戦していました。Sansanの導入後は、必要なリストを簡単に作れるようになり、とても助かっています。マーケティングやプロモーションに力を入れているGPCとしては、作業時間の短縮に加え、「今までできなかったことができるようになった」という点にも大きな価値を感じています。 泉様 シンガポールは、MICEが盛んな地域であるため、展示会には世界中からたくさんの人が集まります。そこで得た大量の名刺からフォローアップリストを作成する際にも、Sansanは大活躍しています。 山下様 私がスキャンした名刺は約2000枚あるのですが、その全てを記憶しておくことは不可能です。埋もれていた情報がデータとして可視化されたことに、Sansan導入効果を最も感じています。同僚に「あの人知ってる?」と聞かれた際に、これまでは1〜2時間かけて名刺を探していたのが、Sansanを使えば1分もかからずに検索できて、その場で相手方に電話をして人脈をつなぐこともできるようになりました。 西田様 Sansanのスマートフォンアプリは、私のスマートフォンの1ページ目に並べています。ここに、Sansanの必要性とサービスの使い勝手の良さが表れていると思います。Sansanを導入したことによるメリットはさまざまですが、経営者の視点から見ると数字に換算できないところにこそ大きな影響を与えていると言えます。名刺を管理する手間がなくなり、拠点間・部門間のコミュニケーションが効率化されるなど、多くの負担が減ったことで、スタッフはより本業に打ち込めていると感じています。また、スタッフの帰任や退職時には、人脈の継承が確実に行われます。そして、新しく赴任するスタッフや入社するスタッフが、すぐに会社全体の顧客情報を把握できる。
各国のスタッフにもぜひEightを利用してもらおうと考えていたところ、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」の話を聞く機会がありました。Sansanを活用して、それぞれが築いた人脈を全社で管理・共有することで、業務の効率化と営業力の強化を図れるイメージが湧き、シンガポール、日本、ベトナムの3拠点でSansanを導入することに決めました。
拠点や部門を超えて情報共有が効率的に行われることで、
スタッフがより付加価値の高い仕事に時間を使えるようになりましたSansanで多拠点・他部門をつなぐ
多拠点のスタッフに対して名刺の初期取り込みを同時並行で行わせることは大変でした。ただ、Sansanの使い方が非常に簡単であったため、導入のメリットを理解してもらった以降は、スムーズに運用が定着しました。現在では、拠点や部門を超えて情報共有が効率的に行われており、スタッフがより付加価値の高い仕事に時間を使えるようになったことは素晴らしいことだと思います。
他部署の人脈を、営業に活用
私は、Business Advisoryという部門に所属しています。例えば、マッチングに関する依頼がお客様からあったときには、Sansanで条件に合った人物を検索します。その結果、M&A部門の顧客に最適な候補がいることがすぐに分かるなど、他部門の社員が持つ人脈を営業活動に生かせるようになりました。Sansanのスマートフォンアプリを使うことで、いつでもどこからでもSansanにアクセスできることもメリットです。ミーティング中に「あの人とこの人をつないだら、いいビジネスができそう」という考えが浮かんだら、その瞬間にSansanを開いて顧客を同僚に紹介できます。新しいビジネスのアイデアを形にしやすくなりました。
Sansanの恩恵を最も感じるのは、お客様との海外出張時です。新たに紹介する必要がある方のお名前がどうしても思い出せないときに、オフィスにいる同僚に電話をして、大量の名刺の中からその方を探してもらう必要がなくなりました。国際電話代やお互いの時間をかけずに済みますし、隣にいるお客様に「本当にその人知ってるの?」と不安を感じさせることもない。革命的な変化だと思います。
展示会後にかかっていた作業時間は56分の1に短縮され、
年間1680~2520SGDのコストが削減されましたリスト作成から質の向上を実感
Sansanに保存された名刺情報は、複数のタグを付けて管理しています。複数の条件を組み合わせて、顧客をセグメンテーションできるようになったことで、ターゲットに対してより効果的なプロモーションを打てるようになりました。例えば、セミナー開催時に頂いた名刺には、いつ、どのセミナーに参加されたかという情報をタグ付けしておきます。そうすることで、次に開催されるセミナーや新サービスを案内するメールの配信先リストを作る際には、そのタグが付いた名刺を検索するだけでリストアップが可能になりました。
GPCでは、書籍を発行することもあり、新しい書籍の刊行について案内を送ることがあります。国や言語、さらに過去のお付き合いの内容などを基に対象をセグメンテーションして、その中で優先度を付けて最適な文面のメールを配信することもできるようになりました。
展示会後のフォローアップに活用
1回の展示会につき300〜500枚の名刺を頂きます。これまでは時給10〜15SGDでアルバイトを雇い、1日8時間、合計7日をかけて情報を手入力してもらい、さらに入力ミスがないかを社員が半日かけてダブルチェックをするということを年に3回行っていました。
Sansanの導入後は、名刺が正確にデータ化された上で、この作業が1回当たりわずか1時間で完了するようになりました。作業時間は56分の1に短縮され、年間1680~2520SGDのコストが削減されました。また、社員の工数も不要になりました。ただ、このこと以上に、展示会後のフォローアップに時間を要していたことによる機会損失を防げるようになったことが、効果として非常に大きいですね。スキャンした名刺情報があるので、Sansanで企業名を全体検索するだけで「貴社とは日本やシンガポールで既にこうしたお付き合いがあります。シンガポールをASEAN統括拠点に、次は周辺諸国を他国展開していきましょう。」という提案ができるようになりました。ワールドワイドな企業資産の構築が進めば進むほど、各地の人脈や情報の相互活用がより効果を発揮し、グローバル市場での全社的な成長につながると確信しています。
経営者の視点から見ると、数字に換算できないところにこそ
Sansanは、大きな影響を与えています1分で人脈をつなげることが可能に
コンサルティング業では、人脈が仕事にバリューを与え、新たな仕事を生むことが多くあります。そのため、Sansanによる人脈の可視化は、コンサルティングファームとしての強みをより高めてくれると言えます。
経営面の「守り」にも役立つ
Sansanは、経営面の「守り」にも役立っています。今後の使い方や効果の広がりが楽しみです。
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