お話を伺った方
通信・メディア・サービス・公共本部長 北村勇樹様
情報システム部アプリケーションサービス課エキスパート 宮下雄太様
競合サービスと綿密な比較調査を行いましたが、
Sansanのデータ化精度と使いやすさは、圧倒的でした
情報システム部アプリケーションサービス課エキスパート
宮下雄太様
事業内容について
星様 日本ビジネスシステムズは創業以来、ITプロフェッショナルとしてコンサルティングからシステムの設計、構築、運用までを一貫して提供してきました。クラウドインテグレーション、クラウドサービス、ライセンス&プロダクツという3事業を組み合わせ、お客様や業界にとって最適なソリューションを提案することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)の課題解決に貢献しています。
圧倒的なデータ化精度と操作性
宮下様 Sansanは2018年から営業部門で利用を開始し、2020年からは全社へと導入範囲を拡大しました。Sansanを導入するまでは、お客様と交換した大量の名刺をデータとして入力する作業に、かなりの手間と時間をかけていました。営業のサポートスタッフなどに名刺を渡して情報を入力してもらうのですが、手作業のため入力ミスもあり、同一人物の名刺が重複して入力されていることが判明するたびに確認作業が発生するなど、名刺情報を利用できるようになるまでにタイムラグが発生していました。
また、営業担当者が名刺交換をしてもデータ入力を依頼せずに名刺が個人の名刺フォルダーの中で眠っていたり、エンジニアが持っている名刺のデータが入力されていなかったりと、名刺管理と情報共有が全社で徹底されていないことが課題になっていました。
Sansanの全社導入に当たっては、競合サービスと綿密な比較調査を行いましたが、Sansanの圧倒的なデータ化精度と使いやすさは、他社の名刺管理サービスとの価格差を補って余りあるものでした。
長い時系列の中で人と人の関係をつなぎ、
ビジネスの成長を後押ししてくれています
通信・メディア・サービス・公共本部長
北村勇樹様
データ入力の手間と時間が削減
星様 当社では、CRMとしてMicrosoft Dynamics 365を利用しています。Sansanを全社導入したことにより、名刺をスキャンするだけでAPI連携されたMicrosoft Dynamics 365に自動的に顧客のデータが入るようになり、データ入力の手間と時間が削減されました。
顧客データを全社で共有・活用する基盤ができたことは、非常に大きかったですね。これまでは、お客様と経営層がつながっていたとしても、現場の担当者にはそのつながりが見えず、「この方と会われた方はいますか?」と聞いて回っていることもありました。そういったつながりも、Sansanを確認すれば一目で分かります。お客様が、営業担当者とつながっている、エンジニアとつながっている、経営層とつながっているなど、社員が持つつながりの情報を即座に把握できることで、ビジネスをよりスピーディーに展開できるようになりました。
ビジネスにおける機動力が向上
北村様 Sansanを使っていてとても有り難く感じるのは、昇進などによってお客様の役職が変わったことなど、最新の人事情報が通知される点です。電話でお祝いの言葉をお伝えして、「久しぶりに伺ってもいいですか?」と連絡することで、営業のきっかけが作れます。
昇進だけでなく、異動で担当が変わられたり、転職されたりする場合もあります。そういった情報をいち早くキャッチして対応することで、ビジネスの継続に役立てています。当社のファンになっていただいたお客様が転職されて、別の会社に移られた後に新たなビジネスが生まれることもよくあります。このようにSansanは人と人の関係をつなぎ、長い時系列の中でビジネスの成長を後押ししてくれます。
また、当社では社員全員にスマートフォンを支給しています。Sansanのスマートフォンアプリがあらかじめ入っているため、外出先でも必要な情報をすぐに検索・確認できます。着信時に、Sansanの情報を基に相手のお名前が表示される機能も便利で、ビジネスにおける機動力が上がったと感じています。
Sansan Data Hubによって顧客データの精度が上がったことで、
ビジネスプロセスがより正確で効率的になりました
通信・メディア・サービス・公共本部長
北村勇樹様
約4200件の顧客データの重複を解消
宮下様 Microsoft Dynamics 365は、他のMicrosoft製品との親和性が高く、非常に有効なCRMですが、そこに入力された顧客データが常に最新で正確な状態であることが活用において重要になります。Sansanを導入する前は、顧客データが古いままで更新されていない、情報の抜け漏れや重複があるといった問題を抱えていました。その中でも、同じ人物のデータが名寄せされずに何件も登録され、どれが最新のデータなのか分からなくなっていることは大きな課題でした。
こうした課題を解決するために、Sansan Data Hubの利用を開始しました。Sansan Data Hubは、顧客データの表記揺れを修正して正規化し、重複したデータの統合を行ってくれます。当社では、短期間で約4200件の顧客データの重複が解消されました。引き続き、データクレンジングを進め、さらに多くの顧客データが正規化・統合されることを期待しています。
顧客データの精度が向上
北村様 これまではあいさつ状やDMなどを送付した際に、顧客データが古く、大量の郵便物が宛先不明で返送されてくることがありました。Sansan Data Hubを利用し始めたことによって、Microsoft Dynamics 365に蓄積された顧客データが整備されたため、今後はこれまでのような無駄も省くことができると期待しています。
また、当社では見積書の作成や商談管理なども全てMicrosoft Dynamics 365に入っている顧客データを基に行っています。そのデータの精度が上がったことによって、ビジネスプロセスがより正確で効率的になりました。
それ以外にも、Sansan Data Hubは、帝国データバンクや国税庁などのデータから企業情報や登記情報を顧客データに付与してくれます。今後は、そういったデータを与信管理などにも活用していきたいと思っています。
SansanとMicrosoft Dynamics 365の連携による
自社の成功事例をリアルなケースとしてお客様に伝えていきたい
執行役員 通信・メディア・サービス・公共本部担当
星誠様
オンライン名刺が会議の質を高める
北村様 Microsoft Teamsなどを活用したオンライン会議は移動時間を必要とせず、業務の効率化が可能です。その一方で、コミュニケーションが希薄になりがちです。そういったオンライン会議の弱点を克服し、コミュニケーションの質を高めるために、Sansanのオンライン名刺を活用することは非常に有効だと考えています。
オンライン会議の冒頭にオンライン名刺交換を申し出ると、アイスブレイクにもなり、オンライン名刺について話すことで顧客と打ち解けることができます。オンライン名刺を使って交換した名刺は、Sansanにデータとして登録されるので、社内でオンライン名刺の積極的な活用を呼びかけているところです。
さらに、SansanとMicrosoft Teamsを連携させることで、初対面の相手を予定表から自動抽出し、会議前に同僚の分も含めて、オンライン名刺をあらかじめ送ることができるようになりました。対外的にもDXの推進をアピールできるという面でも有り難いです。
今後は、インサイドセールスの部門でもオンライン名刺を活用することで顧客リストを拡充し、ビジネスのさらなる拡大につなげていきたいです。
自社の成功事例を広く伝えていきたい
星様 当社では、SansanとMicrosoft Dynamics 365を連携させることで、ビジネスの効率や正確性が大きく向上しました。この成功事例をリアルショーケースとして提案し、お客様のビジネスの発展に貢献できればと考えています。
これまでのビジネスに関する情報やお付き合いの内容など、より細かい情報をSansanを使ってCRMに統合していくことで、より深く、より正確にお客様のことを知れるようにして、ビジネスの発展性を高めていきたいと思っています。
- Microsoft Dynamics 365、Microsoft Teams は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- 「オンライン名刺」は「デジタル名刺」に名称を変更しました。
- ページ上の内容は2021年5月時点の情報です。