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起業とは?個人事業と法人の違い・始め方・成功しやすい業種を解説
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起業に興味はあるものの、「何から始めればいいのか分からない」「個人事業と法人のどちらを選ぶべきか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。起業には自由度の高さや社会に価値を提供できる魅力がある一方で、進め方を誤るとリスクが大きくなる側面もあります。本記事では、起業の基礎知識から個人事業と法人の違い、具体的な始め方、成功しやすい業種の特徴までをわかりやすく解説します。
名刺管理から始める営業DX
起業とは

起業とは、自分で新たに事業を立ち上げ、商品やサービスの提供を通じて収益化を目指すことです。
起業の方法には、個人で行う方法と、法人を設立して行う方法があります。会社設立は、このうち法人として事業を始めることを意味します。法人化することで、契約や取引を会社として行えるようになり、社会的信用の面で有利に働く場合があります。事業の成長や信頼獲得を目指すうえで、重要な選択肢の一つです。
起業形態の種類

起業する際は、事業の規模や目的に応じて適切な事業形態を選ぶことが重要です。選択する形態によって、税金や責任範囲、資金調達のしやすさなどが変わります。
代表的な形態として「個人事業主」「株式会社」「合同会社」の3つが挙げられます。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、自身のビジネスモデルや将来の展望に合った形態を選びましょう。
個人事業主:手続きが簡単で費用がかからない
個人事業主は、手軽に事業をスタートできる点が最大の特徴です。
事業を始める際は、税務署に開業届を提出するだけでよく、法人のような登記手続きは不要です。そのため、初期費用を抑えてスピーディーに起業できる点がメリットです。会計処理も比較的シンプルで、初めての起業でも取り組みやすいといえます。
一方で、社会的信用や資金調達の面では、法人の方が有利に働くケースがあります。また、税制や社会保険の仕組みも異なるため、事業規模や利益が拡大してきた段階で法人化を検討することが重要です。
小さく始めて徐々に事業を拡大していきたい場合に適した形態といえるでしょう。
株式会社:社会的信用が高く資金調達に有利
株式会社は、社会的信用や資金調達の面で選ばれやすい会社形態です。
日本で最も一般的な法人形態であり、取引先や金融機関からの信用を得やすい点が特徴です。また、株式を活用した資金調達が可能で、事業拡大を目指す場合に適しています。
一方で、設立時には定款認証や登録免許税が必要となり、一定の初期費用がかかります。一般的には合同会社よりもコストが高く、設立後の運営負担も考慮する必要があります。
将来的に事業を拡大したい場合や、外部から資金調達を行いたい場合に適した形態といえるでしょう。
合同会社:初期費用を抑えて迅速な経営が可能
合同会社は、初期費用を抑えつつ、柔軟に運営しやすい法人形態です。
株式会社と異なり、公証役場での定款認証は不要なため、設立時のコストを抑えやすい点が特徴です。
また、出資者自身が経営を行う仕組みのため、株主総会などの手続きを経ずに意思決定ができ、スピーディーに事業を進めやすい点もメリットです。
一方で、株式会社と比べると認知度や信用面で劣る場合があり、資金調達や取引先によっては不利になるケースもあります。
小規模事業やフリーランスの法人化など、コストを抑えて柔軟に経営したい場合に適した形態といえるでしょう。
起業するには何が必要?

起業して事業を本格的にスタートさせるためには、事前に必要な準備を整えておくことが重要です。
具体的には、事業内容の整理や資金の確保に加え、会社の顔となるツールや情報発信の基盤など、複数の要素を段階的に整えていく必要があります。
ここでは、起業にあたって押さえておきたい主な準備事項を解説します。
ロゴ
ロゴは、事業の認知度やブランドイメージを整えるうえで有効な要素です。
名刺やホームページ、資料など幅広い場面で使用されるため、事業の印象を統一しやすくなります。統一感のあるデザインは、企業としての信頼感やプロフェッショナルな印象にもつながります。
作成方法としては、クラウドソーシングなどでデザイナーに依頼する方法と、デザインツールを使って自作する方法があります。
ただし、起業初期は必須ではないため、事業のフェーズや予算に応じて優先度を判断することが重要です。
名刺
名刺は、自分や会社を紹介する基本的な営業ツールです。
起業直後のあいさつや新規開拓の場面では、事業内容や連絡先を伝える手段として活用されます。特に対面でのやり取りでは、第一印象を左右する要素にもなります。
作成方法としては、ネット印刷サービスのテンプレートを活用して安価に作成する方法や、デザイン会社・フリーランスに依頼してオリジナルの名刺を用意する方法があります。
最近は、デジタル名刺も普及しており、用途に応じて使い分けるケースも増えています。あわせて、受け取った名刺を管理・データ化する仕組みも検討しておくとよいでしょう。
ホームページ
ホームページは、インターネット上で会社の情報を伝える基本的なツールです。
取引先や顧客が会社名で検索した際に、事業内容や連絡先を確認できるため、信頼性の担保や問い合わせの獲得につながります。特にBtoBビジネスでは、企業の実在性を判断する材料として重要視されることもあります。
作成方法としては、Web制作会社に依頼する方法のほか、Webサイト作成ツールを使って自作する方法もあります。
起業初期はシンプルな内容でも問題ないため、まずは最低限の情報を掲載したサイトを用意し、事業の成長に合わせて改善していくのが現実的です。
起業の始め方5ステップ

会社を設立して起業する場合、事業準備に加えて法的な手続きも必要になります。何から手を付けるべきか分からず、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
起業のプロセスは一見複雑に見えますが、全体の流れを把握しておくことで、順を追って進めることができます。ここでは、起業の始め方を5つのステップに分けて解説します。
1.会社の基本事項と事業計画の決定
まずは、会社の土台となる基本事項と事業計画を決定します。ここでの内容が、その後の手続きや事業運営の方向性に大きく影響します。
主に設定する項目は、以下のとおりです。
- 商号(会社名)
- 所在地
- 資本金
- 役員報酬
あわせて、会社の実印を作成し、必要に応じて創業計画書の作成も進めます。特に融資を検討している場合は、資金計画や収支見通しを具体的に整理しておくことが重要です。
会社設立にかかる期間は準備状況や手続き方法によって異なるため、余裕を持って進めることを意識しましょう。
2.定款(ていかん)の作成・認証
次に、会社の基本ルールとなる定款を作成します。
定款には、商号や事業目的などの必要事項を記載します。株式会社の場合は、公証役場で定款の認証を受ける必要がありますが、合同会社では不要です。
また、電子定款を利用することで、紙の定款で必要となる収入印紙代(4万円)を削減できます。コストを抑えたい場合は、電子定款の活用を検討するとよいでしょう。
3.資本金の払い込み
定款の認証が終わったら、定めた資本金を払い込みます。
会社設立前は法人名義の口座を開設できないため、発起人個人の口座に払い込むのが一般的です。その後、通帳の写しなどをもとに払込証明書を作成します。
資本金は、税務・資金繰り・対外的な信用に影響する重要な要素です。たとえば、消費税の納税義務は資本金だけでなく、基準期間やインボイス登録の有無など複数の条件によって判断されます。
そのため、単に最低限の金額にするのではなく、事業計画や今後の運営を踏まえて設定することが重要です。
4.登記書類の作成と法務局への申請
資本金の払い込みが完了したら、登記申請書や必要書類を作成し、法務局へ提出します。
提出先は管轄の法務局で、この申請日が会社設立日となります。オンライン申請を利用すれば、窓口に行かずに手続きを進めることも可能です。
また、法人設立ワンストップサービスを活用すると、複数の行政手続きをオンラインでまとめて進めることができます。
5.設立後の届出・社会保険の手続き
登記が完了しても、手続きはまだ終わりではありません。設立後の各種届出を忘れずに行うことが重要です。
税務署には「法人設立届出書」を提出し、必要に応じて「青色申告の承認申請書」なども申請します。自治体への届け出が必要な場合もあるため、あわせて確認しましょう。
また、法人は原則として健康保険・厚生年金保険の適用事業所となるため、代表者1人の会社でも社会保険の加入手続きが必要です。
その後は、印鑑カードの取得や銀行口座の開設などを進め、事業開始に向けた環境を整えます。
起業で成功しやすい業種の特徴

起業において、業種選びは事業の成否を大きく左右する重要な要素です。同じスキルや努力でも、選ぶビジネスモデルによって収益性や継続のしやすさは大きく変わります。
特に、初期費用・利益率・需要の安定性といった観点から事業を検討することで、リスクを抑えながら成長しやすいモデルを選びやすくなります。
ここでは、小規模事業者でも取り組みやすい業種の特徴について解説します。
初期費用が少なく低リスクで始められる
開業資金を抑えやすい業種は、撤退時の損失も小さくしやすいため、起業初期の選択肢として検討しやすい傾向があります。
例えば、店舗や大規模な設備投資を必要としにくいサービス業やコンサルティング業などが挙げられます。在庫を持たない、または受注後に仕入れるビジネスモデルがあれば、資金繰りや在庫管理の負担を抑えやすくなります。
初期投資を抑えられる場合は、副業として小さく始めることも有効な選択肢です。事業が軌道に乗ってから本格的に拡大していくことで、リスクを抑えながら成長を目指せます。
客単価や利益率が高く収益化しやすい
小規模事業者は、1件あたりの単価や利益率を確保しやすいビジネスモデルを選ぶことが重要です。
薄利多売のモデルは、販売量の確保や広告投資が必要になりやすく、立ち上げ期には負担が大きくなる傾向があります。
そのため、専門性を生かしたコンサルティングや代行サービスなど、付加価値を提供できる業種は有力な選択肢です。少ない顧客数でも収益を確保できる構造であれば、無理に規模を拡大せずに安定した運営を目指せます。
公的支援やニッチな需要があり安定性が高い
景気の影響を受けにくく、継続的な需要が見込まれる市場を選ぶことも重要です。
例えば、介護・福祉など公的制度と関わりが深い分野や、地域課題の解決につながるニッチな事業は、安定した需要が見込まれる場合があります。
一方で、公的支援がある分野は参入要件や人員基準が設けられていることが多く、制度改正の影響も受けやすい点に注意が必要です。
そのため、「安定しているから選ぶ」のではなく、制度の仕組みやリスクも理解したうえで判断することが重要です。
起業したいけどアイデアがない時の対処法

「起業したい気持ちはあるものの、何から始めればいいのか分からない」「そもそもアイデアが思い浮かばない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
起業においては、最初から明確なアイデアを持っている人ばかりではありません。多くの場合、考えを整理しながら少しずつ形にしていくものです。
ここでは、起業アイデアを見つけるための考え方や、発想を広げるポイントについて解説します。
日常の不便や課題を棚卸しする
起業のヒントは、日常の不便や困りごとの中にあるケースが多いため、まずは身近な課題を棚卸しすることから始めましょう。
例えば、「時間がなくて家事ができない」「高齢者がスマートフォンの設定で困っている」といった具体的な不便は、そのまま事業アイデアの出発点になります。
特に、自分自身が感じている不便や悩みを起点に考える方法は有効です。実体験に基づいているため、課題の解像度を高く持てるというメリットがあります。
そのうえで、同じ悩みを持つ人がどの程度いるのかを調べることで、市場性の有無を見極めていくとよいでしょう。
成功事例を徹底的にリサーチする
起業する際は、まったく新しいアイデアをゼロから生み出す必要はありません。
むしろ、すでに収益化に成功しているビジネスモデルや事例を徹底的にリサーチすることが大切です。実際、多くの成功企業も既存モデルをベースに改善や差別化を重ねて成長しています。
そのうえで、自分の強みや経験、提供できる価値を組み合わせることで、独自性を生み出すことができます。
フレームワークや生成AIでアイデアを広げる
ツールを活用してアイデアを整理し、広げていくことも有効な方法です。
例えば、SWOT分析などのビジネスフレームワークを使うことで、市場の機会や自分の強みを整理し、漠然としたアイデアを具体的なプランへ落とし込むことができます。
また、ChatGPTなどの生成AIを壁打ち相手として活用する方法もあります。アイデアの方向性を広げたり、抜けている視点に気づいたりする際に役立ちます。
ただし、生成された内容をそのまま採用するのではなく、事実関係や制度面は必ず自身で確認することが重要です。ツールは「考えを深めるための補助」として活用する視点を持ちましょう。
学生や主婦が起業する際の注意点

学生や主婦が起業に挑戦するケースも増えています。
ただし、時間や収入の制約、ライフスタイルの違いなど、一般的な起業とは異なる前提条件があるため、注意すべきポイントも変わってきます。ここでは、学生や主婦が起業する際に押さえておきたいポイントを解説します。
学生(中学生・高校生・大学生)が起業する場合の注意点
学生が起業する場合は、年齢によって手続きの条件やリスクの取り方が大きく変わります。
民法上、18歳で成年に達するため、18歳未満の場合は親権者の同意が必要になる場面があります。事業用口座の開設や賃貸借契約などでは、金融機関や契約先ごとの条件も確認が必要です。
18歳以上であれば単独で契約できる範囲は広がりますが、学業との両立や初期資金の確保は引き続き重要な課題となります。
そのため、学生起業では固定費や借入を抑え、小さく検証しながら始める進め方が現実的です。
主婦が起業する場合の注意点
主婦が起業する際は、配偶者の扶養の扱いを税制面と社会保険面の両方で確認しておくことが重要です。
税制上の配偶者控除と健康保険の被扶養者認定では基準が異なり、収入や所得の状況によっては、自身で税金や社会保険料を負担する必要があります。そのため、事前に収支計画を立て、どの程度の収入を目指すのかを整理しておくことが重要です。
起業初期は固定費を抑え、自宅でできる業務や経験を生かせるサービスから小さく始めると、家計への影響を抑えながら進めやすくなります。
起業で失敗しないためのポイント

起業は大きな可能性がある一方で、資金面や運営面でのリスクも伴います。
特に、初期投資の回収ができないまま資金が尽きるケースや、業務が回らずに継続できなくなるケースは少なくありません。そのため、事業を長く存続させるためには、無理な投資を避けながら、効率的に運営できる仕組みを整えることが重要です。
ここでは、「スモールスタート」「デジタルツールの活用」「計画的な取り組み」という3つのポイントに分けて解説します。
スモールスタートで失敗リスクを抑える
起業時は、事業を小さく始めて検証を重ねる姿勢が重要です。
最初から大きな固定費や設備投資を抱えると、方向転換が難しくなり、リスクが高まります。個人事業や合同会社など、初期コストを抑えやすい形態を選んだり、自宅やシェアオフィスを活用したりすることで、固定費を抑えることができます。
初期投資を抑えることで、需要検証や方針転換を柔軟に行いやすくなります。また、まずは個人事業で始め、事業規模や利益、取引先の要件に応じて法人化を検討する進め方も現実的です。
デジタルツールを活用して生産性を高める
限られたリソースで起業を進めるには、デジタルツールを活用して業務負担を減らす視点が重要です。起業初期は人手や時間が不足しやすいため、手作業を減らし、効率的に業務を回す仕組みを整えることが求められます。
例えば、会社設立登記はオンライン申請に対応しており、電子定款を利用すれば紙の定款で必要な収入印紙代4万円を削減できます。また、クラウド会計ソフトや労務管理システムを活用することで、経理やバックオフィス業務を効率化し、本業に集中できる環境を整えられます。
長期的な視点で計画的に取り組む
事業を継続していくためには、長期的な視点で計画を立てることが重要です。特に、資金ショートを防ぐためには、初期費用だけでなく、売上が安定するまでの運転資金も見込んでおく必要があります。
また、創業計画書を作成し、販売ターゲットや取引先、収支見通しを整理しておくことで、資金調達や日々の意思決定の判断材料になります。設立までの手続きや補助金申請、税務対応なども含めてスケジュールを整理し、無理のない計画で進めることが重要です。
まとめ
起業を進める際は、個人事業と法人の違いを理解し、自社の事業規模や目的に合った形態を選ぶことが大切です。
また、事業を長く継続するためには、スモールスタートでリスクを抑えながら、計画的に進めていく視点も欠かせません。準備や手続きを一つずつ整理し、無理のない形で立ち上げていくことが成功のポイントです。さらに、事業の成長には顧客や取引先との接点を蓄積し、継続的な営業活動につなげる環境づくりが重要になります。
Sansanを活用すれば、名刺情報を正確に管理し、組織全体で共有・活用することが可能です。接点情報を資産として蓄積し、営業活動の効率化につなげる手段として、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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ライター
営業DX Handbook 編集部
