- 営業ノウハウ
効率的な営業活動を実現するオンライン商談
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2020年4月、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い発令された緊急事態宣言によって、企業の営業活動は大きな影響を受けました。これにより、多くの企業でテレワーク(リモートワーク)が導入され、オンラインでの営業活動が主流となりました。本記事では、多くの企業が実施しているオンライン商談のメリットとデメリットを紹介します。
※本記事は2020年6月に作成されました。掲載されている内容は作成時点の情報です。
オンライン商談のメリット
オンライン商談では、従来の訪問・対面での営業スタイルに比べて効率的に営業活動を行うことが可能となります。具体的なメリットは以下の3点が挙げられます。
- メリット①:移動時間とコストの削減
- メリット②:遠方の顧客への営業アプローチが容易に
- メリット③:リードタイムの短縮
メリット①:移動時間とコストの削減
オンライン商談は、顧客の元へ訪問する必要がないため、これまで移動にあてていた時間を商談の事前準備や顧客フォロー、他の優先すべき業務に振り分けられます。
また、1日当たりの商談数を増やすことも可能となり、成約数・売上の底上げも期待できるでしょう。さらに、移動にかかる交通費や残業代、資料の印刷代など、大幅なコスト削減にもつながります。
メリット②:ビジネスチャンスの拡大
訪問営業の場合、近場の限られたエリアでしか営業活動ができないことも多く、全国的に営業活動を展開しようとすれば支社・出張所の開設や出張が必要となり、費用の負担も大きくなってしまいます。
オンライン商談であれば、営業エリアに制限は無く、日本各地、さらには海外の顧客にもアプローチできるため、ビジネスチャンスが拡がります。
なかなか訪問ができず、これまで機会を逸していた新規顧客開拓や顧客フォローも実現できるでしょう。
メリット③:リードタイムの短縮
オンライン商談を活用することで、短期間で複数回の商談を行うことができ、リードタイムが大幅に短縮できます。
オンライン商談のデメリット
一方で、オンライン商談には以下のようなデメリットがあります。
- デメリット①:事前準備や相手に合わせた柔軟な対応が必要
- デメリット②:インターネット環境に左右される
- デメリット③:手軽にできるためキャンセルされるケースも多い
デメリット①:事前準備や相手に合わせた柔軟な対応が必要
使用するオンライン商談アプリやツールによっては、商談相手に事前登録やインストールをしてもらう必要があります。
商談相手が対応可能なオンライン商談の環境や、デジタルリテラシーに応じて、丁寧な説明や事前準備など柔軟に対応することが不可欠となります。
デメリット②:インターネット環境に左右される
商談中、インターネット接続環境が不安定だと、映像や音声が途切れて、商談相手とのコミュニケーションが取りづらくなります。
商談時は相互のインターネット接続環境を確認し、安定した状態で商談できるように留意しましょう。場合によっては、代替の連絡手段として携帯電話を用意し、いざという時の対応ができるようにしておくことも重要です。
デメリット③:手軽に開催できるためキャンセルされるケースも多い
オンラインの手軽さから、気軽にキャンセルしやすいという心的傾向があります。
商談ボアポイントは、なるべく近い日程で設定し、前日に相手へリマインドの連絡をするようにしましょう。
オンライン商談で営業力の向上を実現
今後ビジネスシーンでは、対面営業での良さは生かしつつも、オンライン化がますます進み、オンラインでの商談は増えていくと予想されます。
本記事で紹介したオンライン商談のメリット・デメリットを押さえ、営業活動の業務効率化を図ることで、営業力の向上につなげましょう。
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ライター
営業DX Handbook 編集部