• インタビュー・レポート

企業の枠を超え、日本の営業をアップデートする。「営業DX Meetup vol.2」イベントレポート

企業の枠を超え、日本の営業をアップデートする。「営業DX Meetup vol.2」イベントレポート

当社では、会社の枠を超えて日本の営業DXの未来を創っていくため「営業DX共創プロジェクト」を推進しています。「営業DX Meetup」はプロジェクトを前進させるための議論の場として開催しており、2024年8月29日(木)に第2回目となる「営業DX Meetup vol.2」を開催しました。

今回は、前回を超える16社17名の方に申込みをいただきました。本記事では、Meetup当日の様子をお伝えします。

▼前回のイベントレポートはこちら

「営業DX共創プロジェクト」の概要を共有

冒頭、Sansan株式会社 執行役員/Sansan事業部 事業部長の小川より開会の挨拶を行ったあと、Sansan事業部 事業企画部 副部長の柳生から「営業DX共創プロジェクト」の概要を共有しました。

「『営業DX共創プロジェクト』は会社の枠を超えて営業DXに向き合い、一緒になって解決していく取り組みです。営業DXとは何かを皆さんと一緒に考えていくことで、体系化していきたいと考えています。プロジェクトとしては、Meetupの開催やナレッジの発信、学ぶ機会を提供していきます。会社を超えて営業のテーマで議論する機会も少ないのではないかと思いますので、ぜひ有意義な時間にしていただければ幸いです」(当日のコメントを一部抜粋)

営業DX Meetup vol.2会場の様子

日本の営業を変えるために、一社だけでなく、会社の枠を超えて共に創りあげていくことの重要性を伝えました。

「4つのデジタル化」をテーマにワークショップを実施

営業DX共創プロジェクトでは、企業が営業DXを推進していくには4つのデジタル化が必要であると考えています。

営業DXを推進する上で必要な4つのデジタル化である顧客管理・営業戦略・受注ファネル・セールスイネーブルメント

今回は参加者に事前アンケートを実施し、4つの中から当日話したいテーマを一つ選んでいただき、アンケートの回答に沿ってテーマごとでグループに分かれてワークショップを実施しました。当日の議論の様子を少しだけお伝えします。

「顧客管理のデジタル化」では、各社の課題感や取組みを共有していました。特に、顧客の異動・昇格は接点を持つのに最適なタイミング。その機会を見逃すことなく顧客情報を把握しアプローチにつなげるために取り組んでいることなどをシェアし合いました。

「営業戦略のデジタル化」では、営業戦略はデータ分析に基づくものと思われがちだが、実際にはそれだけでは不十分で、定量的なデータと同様に顧客の声も重要。さらに、限られたリソースを効率的に優先順位付けするためには、客観的な判断を行う専門部隊も必要なのではといった議論がされていました。

「受注ファネルのデジタル化」では、“人が関与することによる影響とは”が共通課題として盛り上がりました。フェーズの定義が明確であっても、人によって解釈が異なる場合、フェーズ管理が滞ることもある。そのため、数字だけを信頼するのではなく、デジタルとアナログのバランスが必要だという話が挙がりました。

「セールスイネーブルメントのデジタル化」では、全員が売れる営業になることがイネーブルメントの成功とした場合、営業スキルのどの要素を仕組みとして展開すべきかといったテーマが挙がりました。

営業DX Meetup vol.2会場のワークショップ

同じテーマに関心を持つ参加者同士の議論となったため、「リアルな悩みを共有し合えてよかった」という声や、前回の参加者からは「前回よりも深い議論ができた」といった声をいただきました。

満足度は4.8点と前回に引き続き高評価。次回は11月頃に開催予定

ワークショップのあとは懇親会も実施し、グループワークでは関わらなかった方とも交流していただきました。

開催後のアンケートでは、前回同様に5点満点のうち平均4.8点という結果となり、満足度の高い会となりました。

コメントでは「課題や解決法について、会社の壁を超えて情報交換ができた」「共通のテーマに対して各社の取り組み状況や、推進者が考えていることを知る機会になり、新たな気づきに繋がった。次回の企画も楽しみ」と他社の取り組みなどから気づきを得られたという声や、次回開催への期待の声もありました。

前回に引き続き好評だった「営業DX Meetup vol.2」でしたが、次回は11月頃の開催を予定しています。次は当社の新オフィス「渋谷サクラステージ」での初開催となります。今回初参加の方もいらっしゃいましたが、少しずつ同志を増やしていくことで、会社を超えて日本の営業DXを前進させていきます。次回の開催もお楽しみに。

編集部からのまとめ

日本の営業DXを前進させていくための「営業DX Meetup」。第2回目は初回よりも多くの方々にご参加いただき、「営業DX共創プロジェクト」の参画者が増えていっていることを実感した機会にもなりました。第3回目はさらにアップデートしていきたいと思います。

引き続き、営業DX Handbookでは各社のナレッジの共有や、今回のようなイベントレポートを更新していきますので、お楽しみに。

営業DX Handbook 編集部

ライター

営業DX Handbook 編集部

Sansanが運営する「営業DX Handbook」の編集部です。DX推進や営業戦略、マーケティングノウハウなど、営業・マーケティング課題の解決に導く情報をお届けします。